「付帯設備表」は大事ですよ(^^)/
こんにちわ、今回は、「付帯設備表」についてお伝えしたいと思います。「付帯設備表」とは、不動産売買の際に物件と一緒に引渡す設備の有無や状態を詳細に記載した書類です。この「付帯設備表」は、引渡し後の説明のない不具合や故障などでトラブルになるのを防ぐためにとても重要です。契約の前に、ちゃんと説明して現状を確認してもらった上で契約を締結します。
ちなみに「付帯設備表」はこのようなものです。キッチン関係、浴室・洗面設備関係、冷暖房関係、照明関係、収納関係など、詳細に分かれており、不動産に一緒に引渡す設備の有無とそれぞれについて不具合や故障があるのかどうか、あるとすればどのような状況なのか詳細に記載します。
ひと昔前の不動産取引では、この「付帯設備表」はなかったので、物件引渡し後に「エアコンが付いていたけどなくなっている」「給湯器が故障していた。売主は黙っていたんじゃないか?」などトラブルがよく起こっていたという声をよく聞きます。今は、この「付帯設備表」があるので、そういったトラブルを事前に防ぐことができますね。
そして、大事なのは、この「付帯設備表」を買主様に説明するタイミングです。通常、契約締結までに売主様と一緒に現場確認、設備の作動確認をしながらチェックして作成します。長く住んでいると、ちょっとした不具合は慣れてしまっていて自分では気が付かないことだってあると思います。なので、仲介業者の担当者と一緒に確認していくのがベストです。買主様は付帯設備の内容、状態も購入を検討する材料にしています。「付帯設備表」に記載されていない重大な不具合や故障が引渡し後に見つかるとトラブルの原因になってしまう可能性もあるので、詳細に記載しましょう。そして、買主様に契約前までに事前にその説明をして確認してもらいます。しかし、売買契約の記名押印の際に説明する不動産会社がいるので、要注意です。この段階で説明されても買主様は困りますよね、、、「こんな不具合があるんだったら購入しない」「エアコンは残しておくんじゃないの?」「給湯器が故障しているって聞いてなかった」等々、契約直前にキャンセルが発生する可能性も出てきます。
次に、弊社が売主様と一緒に「付帯設備表」を作成している際に注意しているものをご紹介したいと思います。まずは、「給湯器」です。特に戸建ての場合ですが、売主様が先に引越して空家の状態で売出し開始したとします。仮に秋頃に売出しを開始して、次の年の春頃に成約になったとします。そして、「付帯設備表」を作成する際、売主様は「給湯器は使えていた」という認識かもしれませんが、再度、作動確認したほうが良いです。なぜか?冬の間に寒波などの影響を受けて給湯器が壊れていることが多々あります。売主様は使えていると思っていても実際は壊れている。引渡し後、買主様から「給湯器が壊れているじゃないか‼売主は隠していただろう‼」とトラブルに発展するかもしれません。「給湯器」のチェックは契約直前に再度チェックすることをお薦めいたします。
次は「エアコン・照明」です。エアコン・照明はどうするのかを事前に売主様に確認します。次の住替え先に持っていくのか、買主様が希望するなら置いといてもいいのか、不要なら処分してくれるか、事前に決めておく必要があります。使えない故障しているエアコンを置いたままになってしまっては、買主様は取外し代、処分代がかかってしまうので困りますよね、、、後々、トラブルにならないように事前に決めておく必要があります。
最後は、やはり「作動確認」です。ちゃんと機能しているかどうかの確認です。キッチンだったら、換気扇、レンジ、食洗機、浴室だったら、追炊機能、浴室乾燥、トイレだったらウォシュレット等が通常通り機能しているか確認します。そのときに「異音」がしないかどうかも確認しておきましょう。通常に作動していても異音がしていれば、劣化により早めに故障する可能性が高いので、事前にお伝えしておくことをお薦めしています。

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