ルーフバルコニーと専用庭の価値
おはようございます。今回は、分譲マンションのルーフバルコニー、専用庭についてお話したいと思います。新築の分譲マンションでは、最上階のお部屋には広いルーフバルコニーが付いている部屋が、1階には戸建てのような庭が付いている部屋がよくありますよね。ここで注意点ですが、このルーフバルコニー、専用庭はその部屋に付いているものと思っている方も多いと思いますが、実は、共用部分になります。使用料を管理組合に払って専用使用しているに過ぎませんのでご注意ください。
それでは、まずはそれぞれのメリットをお伝えしたいと思います。
ルーフバルコニーは最上階の部屋に付いていることが多いので、眺望が良いです。街並みを眺めることができます。場所と向きによっては海を眺めることができるかもしれません。リラックスできて開放感がありますね。そして、テーブルとイスを出して、読書したり、友達と談笑を楽しんだりできますね。もちろん、バーベキューも楽しめますね。
1階の部屋の専用庭は、マンションに住みながら戸建て感覚を味わうことができます。ガーデニングが好きな方にとっても嬉しいですよね、、、そして、ルーフバルコニーでお子様を遊ばせるのは少し危険なところもありますが、庭だったら大丈夫ですね。夏はビニールプールを出してお子様を遊ばせたり、他の階数の部屋ではお子様が走り回ってたら下の階の方に迷惑をかけてしまうので注意しないといけませんが、1階、そして専用庭では、どんなに走り回っても迷惑をかけることがないので、大丈夫です。
このようにルーフバルコニーも専用庭もいろいろと生活を楽しくしそうですが、次にデメリットをみていきましょう。
ルーフバルコニーのデメリットはやはり「価格」ではないでしょうか?ルーフバルコニーが付いている部屋は室内の専有面積が他の部屋に比べて広いということもありますが、かなり高額になっています。マンションによっては数百万円以上高いケースも珍しくありません。次に、「危険性」です。ルーフバルコニーは広いので、小さいお子様はテンションが上がって走り回ることもあると思います。子供は大人が予想もしない行動をとったりします。なので、ルーフバルコニーで遊んでるときは常に目を離してはいけません、本当に注意が必要です。
次に、専用庭のデメリットですが、これは専用庭というよりも1階の物件で気にされる方が多いのは、「防犯性」です。ただ、この点は、「戸建て」も一緒だと思うので、そこまで影響はないのでは、、、と思います。又、マンションは多くの人が住んでいることもあり、つまり多くの人の目があるので、犯罪防止の抑止力になっているとも言えると思います。他には、「虫」などが他の階に比べて出やすいという点はあると思います。庭があるということは草木があります。すると、自然に虫が出てくる可能性は高いですよね、、、。虫が苦手な人もいるかと思いますが、あくまで庭での話ですので、しっかり戸締りなどしておけば、そんなに気にする程でもないとは思います。
次は、売却の際に、ルーフバルコニー、専用庭は査定価格に大きなプラスになるのかどうかという点をチェックしたいと思います。弊社としては、「そこまで大きなプラスにはならない」と思っています。もちろん、希少性があるので価値があるのは当然なのですが、住むのは室内なので、やはり、室内の状況、設備の程度、リフォームしているかしていないか、広さ等が重要になります。ルーフバルコニー、専用庭が付いている物件の過去の売出し事例を調べてみましたが、当初はやはり希少性を全面に打ち出して高めの設定で売りに出していますが、成約になった価格をみると、他の階の成約平米単価とあまり変わらない価格でまとまっているケースが多いです。
まとめとして、ルーフバルコニーや専用庭がある物件は素晴らしい魅力がありますが、自分達に必要だろうか、、、自分たちはどのくらい利用するだろうか、、、という点をしっかり考えることが重要だと思います。ルーフバルコニーや専用庭があることによって、自分達の生活がより良いものになる、楽しくなるということであれば検討するべきだと思います。よくよく考えるとあまり使わないなぁということであれば、新築マンションの場合、価格がとても高いこともあるので、今一度じっくり考えてみてはいかがでしょうか?

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