建築条件付きの土地はあり?なし?
おはようございます(^^)/今回は、建築条件付きの土地についてお話したいと思います。スーモやアットホーム等のポータルサイトでマイホーム用の土地を探していると、「建築条件付土地」という単語が出てくることがよくあると思います。
建築条件付土地とは、建物を建てる建築会社が決まっている土地のことです。その土地を購入するために売買契約締結した後は、一定期間内に、その建築会社と工事請負契約を結ぶことが条件となっている土地になります。なので、建てたいと思っているハウスメーカーや工務店が決まっている方は、その土地は検討できないということになります。例外の場合があるので、後程お伝えします。
この「建築条件付土地」ですが、ここでメリット・デメリットをお伝えしたいと思います。まずメリットは、
① スピーディーに建てることができる‼
…建築条件付の土地で建てることが決まっている建築会社は事前に参考プランを作成しています。そして、軽微なプラン変更等は可能なので、スピーディーにご提案でき、建築工事に入ることができます。建売住宅であれば既に完成しているものを購入することになるので変更はできず、変更するとしても余計な費用がかかってしまいます。注文住宅は一からプランや間取りを決めていく必要があるので、時間と手間がかかります。なので、スピーディーに、そして、自分の希望をある程度叶えられたらOKという方にはとても良いと思います。
② 家が建ち上がるまでチェックできる‼
…既に建ち上がっている建売住宅は、躯体部分、基礎部分などを確認することが困難ですが、建築条件付きの場合は、建築会社と工事請負契約を締結してから工事に入るので、一から現場をチェックすることができます。実際に工事している職人さんたちも人間ですので、いつも施主さんが見に来られていたら、背筋がピッと伸びてしっかりとした工事をしなくちゃいけないと良い意味でのプレッシャーがかかって、良い仕事に繋がると思います。又、見ている方も当初に立てた計画通りに進んでいるところを目にすることによって安心しますね。
次にデメリットですが、
① 全てが理想通りの家にはならない‼
…建築条件付土地の建物を建てる建築会社は参考プランを用意していて、それがベースになるので、大幅な変更ができなかったり、できたとしても、多額の追加費用がかかってきます。建築条件付土地の場合の建物は事前に参考プランの建物価格が分かっているので、住宅ローンのシュミレーションをしたりして、資金計画を立てやすいですが、建物価格が大幅に変わってしまうと、資金計画にも大きく影響が出てしまいます。
あと、資材や設備についても、その建築会社が決めていて、お客様の希望は色や柄の変更だけだったりするケースも多々ありますので事前にチェックが必要です。
② 建てたいハウスメーカー、工務店を選べない‼
…これが、建築条件付土地の最大のデメリットですね。マイホームを検討する場合、展示場やモデルルームに足を運んで、「こんな感じの家が建てたい」「ここに建ててもらいたい」という気持ちになりますね。ただ、建築条件付き土地の場合、基本的にそれができません。しかし、例外があります。それは、建築条件を外してもらうことです。もちろん、簡単ではありません。建築会社は、建物を建てることで売上げがたつので、お断りすることが多いです。応じてくれたとしても、土地代金がアップされます。建築会社から「どうしてもというのであれば、土地代が〇〇万円になりますが、それでよければ、外しますよ。」と条件提示されます。建築会社も利益を得られるチャンスを逃すことになるので、土地代金にだいぶ上乗せしてくることが予想されます。ご注意ください。
今回のテーマ「建築条件付土地はあり?なし?」ですが、結論としては、「こんな家を建てたい」「〇〇ハウスで建てたい」というこだわりや譲れない希望がある方は、止めておいたほうが良いかもしれませんね。しかし、気に入った土地が建築条件付きだったとしても、外してもらう交渉まではやってみましょう。上乗せされたとしても、無理なく支払っていける資金計画になれば購入はありかもしれません。
又、もともと建築条件付き土地を購入しようと検討している方も、その建築会社がどのような家を建てているのか、どんな会社なのか、事前にホームページ等で確認しておきましょう。

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