住宅ローン、年金では払えないとお悩みではないですか?
住宅ローンを組んで不動産を購入する場合、最大で35年ローンを組むことができます。
例えば、25歳で住宅ローンを35年返済で組んだ場合完済するのは60歳です。
35歳の場合は70歳です。
年金の支給開始は60歳なので、35歳の時に住宅ローンを組んだ方は返済が残っているということになります。
もちろん、退職金や貯蓄したお金で完済する方や月々の支払いを続けられる方もいらっしゃいます。
支払い自体無理がなければいいのですが、年金だけでは支払っていけないとご相談に来られる方も少なくありません。
今回『シルバー返済特例』というものをご紹介致します。
住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)で住宅ローンを組まれた方の返済処置としてとられている特例になります。
まず特徴としては、
●ご返済が困難となった高齢者の方を対象とし、毎月のご返済を利息のみとする制度です。※元金残高は減りません。
●元金はご本人がお亡くなりになられた際の一括返済とし、ご自宅の売却によりご返済いただきます。
●売却により債務が残った場合、残債務について相続人への請求は行いません。
【例】 残債が1,000万円として 売却価格が800万円の場合 残債務が200万円
この200万円に関しては支払いの義務はありません。
もちろん、この制度を利用するためには条件がいくつかあります。
①制度ご利用時点で満70歳以上であること。
②現に融資住宅に居住し、今後も居住を継続する予定であること。
③ご返済を開始してから20年以上経過していること。
④現在遅れなくご返済されていること。
⑤土地と建物に住宅金融支援機構の抵当権が設定されていること。
⑥以下の収入基準のいずれかを満たす方
(1)年収が機構への年間総返済額の4倍以下
(2)月収が世帯人数×64,000円以下
全てをクリアしなければ申し込みは出来ません。
他にも注意事項等がありますので、今後の支払いにご不安のある方は一度ご相談されるとアドバイスを頂けると思います。
その他住宅ローンの支払いに関するご不安、ご質問がある方は弊社までご相談ください。
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