住宅ローン滞納すると、連帯保証人に迷惑がかかる？

住宅ローンを組む際に奥様やご家族の方が連帯保証人になるケースもあります。

住宅ローンが支払えなくなって滞納してしまった場合、連帯保証人はどうなるのでしょうか？

連帯保証人は、文字通り住宅ローンの契約者(主たる債務者)と連帯して債務を返済する義務を負いますので契約者がローンを払えなくなれば連帯保証人も責任を負うことになり、債権者から返済の請求をされることになります。離婚したら連帯保証人の役割もなくなると思っている方もいらっしゃいますが、離婚しても関係ありません。連帯保証人の役割は続きます。融資している銀行は離婚しようがしまいが関係ありません。どういう形であれ払ってもらえさえすればいいのです(^_^;)

では、連帯保証人も返済ができない場合はどうなるのでしょうか？

結果として自宅が競売にかけられてしまいます。

落札された金額が住宅ローンの残債以上の金額だったら何も問題はありませんが、残債よりも低かった場合、例えば残債1,500万円　落札金額900万円となれば600万円残ってしまいます。もちろんこの600万円は、競売落札後も支払い義務が生じます。

契約者に自宅以外の資産がある場合は、もちろんその資産も差し押さえの対象になるうえに、場合によっては給与が直接差し押さえられることもあります。

そして、連帯保証人は契約者本人と同等の責任を負っていますので、返済ができないと連帯保証人の資産や給与も差し押さえの対象になってしまうこともあります。

競売になってしまうと相場の金額よりかなり低い金額となるため、残債が残ってしまう事が多いです。

競売になる前に、『任意売却』で解決できれば連帯保証人の方への負担を減らす事ができます。残債1,500万円、任意売却で1,300万円で売却することが出来れば残りの支払い金額を大幅に減らすこともできます。ただ、事前に連帯保証人の方には説明しておくべきだと思います。

ただ、「もう無理だ…」と諦める前にまずは任意売却のスペシャリストにご相談ください。あなたに合った解決方法を見つけていきましょう。