不動産会社は売却査定に全力を尽くします‼

不動産会社は、売却査定にもっとも力を入れます。

その理由は、売却査定の結果自社で売却依頼（媒介契約）を締結すると報酬が得られる可能性が高くなるからです。

つまり、

①売主から媒介契約をもらう

　　　　↓

②売却物件情報をレインズに登録

　　　　↓

③購入希望者を別の不動産が案内する

　　　　↓

④契約となれば仲介手数料が発生する

という仕組みになっているからです。

また、③の所で、媒介契約をもらった不動産会社が買主を見つけると、売主だけではなく買主からももらえます。＜仲介手数料×2（売主+買主）＞

 

媒介契約をもらえれば不動産会社は必ず（売却できれば）仲介手数料をもらえます。

だからこそ、不動産会社は売却査定に力を入れているのです。

 

しかし、その仕組みを利用した、売却査定で評判の悪い不動産会社が実在します。

『実際は売れない高い査定額を提示する』というものです。

媒介契約が欲しいためだけに、実際には売れないような高い査定額を提示します。そして依頼を受けるとズルズルと金額を下げていきます。

結果として、価格があまりにも下がるのでクレームになってしまうということになります。

 

ですから、根拠のない高い査定額を提示する不動産会社には注意が必要です。

そして、一社だけではなく三社程度査定をしてもらったほうが良いでしょう。

大幅に変わることがないにしても、それぞれの会社で査定額も違ってきますし、力になってくれようとしているのか等も見極められるからです。