居住中の物件を売り出す際のメリットとデメリット
マイホームの売却を検討される方の中には、住みながら販売を開始して、購入する方が決まったら引っ越すという計画を立てる方も多いと思います。そのケースのメリットとデメリットをまとめてみました。
[メリット]
①売主様と会うことができる。...見学者は、売主様がどんな人なんだろうと気にされる方が多く、事前にお会いできることは安心につながります。
②家具等の配置場所やスペースが分かる。...居住中の物件は家具等が入っているので、売主様の家具と自分達の家具を比較して配置の検討などがしやすく、そして、どのくらいスペースが余るのか等確認しやすいです。
③環境や近隣の様子を直接聞くことができる。...実際に住んでいてどうか、周りの人はどんな方なのか等、売主様に直接聞けることで安心できます。
<デメリット>
①案内日時の設定が必要。...見学者と売主様の案内日時を設定しなければなりません。延び延びになってしまうと見学者の熱が冷めてしまうこともあります。
②他業者が案内したがらない。...お客様の要望に合っていても「居住中だからすぐに案内できないだろう」と問合せもせず、すぐに案内できる空物件を紹介するケースがあるとよく聞きます。
③遠慮してちょっとしか見ない。...売主様に遠慮して、細かいところまで見ないで、さらっとしか見ない方が多いです。さらっとしか見ない物件に即決はしづらいです。
④リフォーム後がイメージしにくい。...中古物件はリフォームされる方が多いですが、物が多いと、リフォーム後のイメージがしにくいし、リフォーム費用の見積もりも概算
でしか出せない場合もありますので、検討しにくいといった声を聞きます。
⑤狭いと勘違いされやすい。...居住中の物件は当たり前ですが、物が入っています。中には大きな家具もあるかもしれません。見学者も物があるからと分かってはいるんですが、どうしても「狭い」という印象を持たれがちです。
㈱バディではVR(バーチャルリアリティ)を活用しています(^^)/
上記のように、デメリットの内容は売主様にとって、かなり厳しいですね。そこで、お客様、他業者に「居住中だけど内覧したいなぁ」「居住中だけど、お客様に紹介したいなぁ」と思ってもらうようにする必要があります。以前は、
・内覧の際は、初めから押入れや収納等開けた状態にしておく。
・資料やネットに写真を載せる際は、物を片付けてもらって、スッキリとした状態で撮る。
といった対応をとっておりましたが、これにプラスして、弊社では、VR(バーチャルリアリティ)を活用しているので、室内の家具や家電などを消したり、リフォーム後の画像を作成したりすることが可能になりました。居住中なのに空物件と同じような写真、動画を撮影することができます。これは、かなり好評で、多くの売主様から喜ばれています。VRについては、別でお伝えしたいと思います。
居住中の物件は空物件に比べて、売主様にご協力してもらう点が多くありますが、私達は今までのノウハウがありますので、ご安心ください。お互い力を合わせて早期売却に向けて一緒に取り組んでまいりましょう(^^)/
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